ステージや、テレビ番組などでよく使われる噴出花火のことを「ローカロリー花火」と呼ばれます。当然噴き出し口は熱いのですが、そこから噴き出す火花が比較的低温なのです。手をかざしてもあまり熱さを感じません。しかもその火花すなわち金属粉の燃えかすも砂のようにさらさらで紙の上に落ちても燃え上がらずしかも焦げません。
 もっと魅力なことは煙が少ないことです。普通のおもちゃ花火と比べても20%以下で、ものによっては、たばこを吸ったときに出る煙ほどのものもあります。
 とにかくみなさんがよく遊ぶ「おもちゃ花火」とは違ったものです。業務用(プロ用)ですので価格も相当高く値段を聞くと驚きます。品質管理もしっかりしていて、「噴出時間10秒、噴出する高さ3m」と記載してあれば10本同時に点火しても一斉に噴き始めほとんど同じ高さに上がり、一斉に終わります。
 ほとんどが輸入物でアメリカ製がほとんどです。火薬自体が日本のものとは違って、ロケット関連の技術者が転職してきた会社で作っているみたいです。


 


(参考資料)

 左の写真)
噴出時間が5秒、噴き上がる高さが20フィート

 右の写真)
噴出時間が30秒、噴き上がる高さが10フィート

 他にもいろんな設定のものがあります。
噴出時間も0.5秒から1分ぐらいまで
噴き上がる高さも3フィートから20フィート
とさまざま。
一瞬に噴き上げるものは10Mまで上がります。

 

 左の写真のようにそれぞれ「点火玉」と呼ばれる着火装置が付いています。電流を流すことで頭の部分が発火し本体に点火されます。
 大きさですが左側の写真で上段のものは、直径が約3cm長さが約10cm程で、比較的小型です。
説明書きのところに「indoor use」と書かれています。それほど自信がある商品みたいです。
 噴き出した火の粉は、自社の「銀次郎」や「ドラゴンマーク2」に似ています。実際よく似た金属を使っていますが、やはり、火薬が違うので触ると「熱い」です。おもちゃ花火の場合はやけどをすることがあります。
            
 

 

 


 インデックスに戻る